イエメン人の対応

当社では外国籍のお客様でも日本人のお客様以上に、一生懸命お部屋探しをして来ました。言葉が不自由だったり「外国籍不可」の物件が多く、なかなか希望条件にあった部屋が見つからないからです。今まで契約した外国籍の方は韓国・フィリピン・ネパール・インドネシア・パキスタン・マレーシア・アメリカ・ナイジェリア(中央アフリカ)等、日本語と片言の英語で意思疎通を図ってきました。

8/4に来店したのがイエメン人でした。アラビア語しか話せず日本語・英語は通じません。スマートフォンの翻訳アプリを使って会話をしました。彼は内戦による難民で国内・母国にも家族はいないとの事。現在NPO法人のシェルターに住んでいるそうですが、この度生活保護を受給できるようになった為、部屋を借りたいとの事。

難民の方は初めて、しかもアラビア語圏だと契約の内容を理解できるか、そして入居後にトラブルを起こさないか不安を覚えました。断ろうと思ったのですが、身寄りがいないという立場に「可哀想だな」と思ってしまい、部屋を紹介する事にしました。

部屋は気に入り、アラビア語しか書けない彼に代わって申込書は私が代筆しました。ところが申込後、家賃保証会社の電話が本人確認の電話をしても内容を理解できません。家賃保証会社は英語と日本語しか対応していないからです。その都度、彼は弊社事務所に来て「この電話は何だ?」と質問します。「家賃保証会社」という存在を理解できておらず「市役所が保証人だ」の一点ばり。。。それなのに「3日後に引越したい」という要求。アプリを使って粘り強く説明をしました。

その後、夏季休暇になりました。弊社も5日間お休みだし管理会社も1週間の休みです。

連休後、家賃保証会社の審査が通り大家さんの承認を得られました!市役所から契約金が8/27に支払われるので、契約は翌日8/28、入居日は8/29に決まりました。やっとゴールが見えてきたのです(≧▽≦)

そうすると彼は「家具と家電を買いたい。市役所から少しだけお金が出る。家具と家電を買える店をスマホの地図アプリに住所を入力しろ」と指示するのです。「少ないと言うけど、そのお金は我々の税金なんですよ」といっても彼には響きません。。。支給金額で家具・家電は全部揃わないと思ったので、サウザンコートにあるリサイクルショップに彼を連れて行き、後は自分で交渉してもらうようにしました。

またこの時「鍵交換代は市から出ないので自己負担ですよ」と説明したのですが「お金がない」と笑っているだけ。「鍵代が払えないと契約出来ません」と伝えました。もうこの時点で私は自分からキャンセルと言えば良かったのです。

契約金受給日、彼は契約金を持ってきましたがお金が足りません。私が想像していた通り自己負担分の鍵代を持ってきていないのです。「鍵代が払えないと契約出来ません」と伝えても「まけてくれくれ」という始末。「そういうシステムは無い。契約は出来ない」と伝えると怒って店を飛び出していきました。

その後、市の福祉担当者から弊社に電話が入りました。市「彼が今いるNPO法人が2万円位なら貸してあげられると言っています」私「でも彼は怒って帰りましたよ」市「本人に意思を確認してみます」しばらくして。。。

市「契約の意思があるので、これから御社に契約金を持って伺うそうです」

夕方17:30過ぎに契約金を持って来店しました。

翌日の契約日。契約書が到着する前に彼が事務所の外で大声で叫んでいます。事務所の外にでると彼の横には家具を積んだ軽トラックが一台停まっています。。( ゚Д゚)恐らくリサイクルショップで購入した品でしょうね。鍵代は無いと言っていたのに。。。

私「契約が済んでいないから鍵は渡せない」彼「金は払った」私「お金を払っても契約は成立しない。契約書のサインがまだでしょう!!契約書が届いたら電話をすると昨日言ったでしょう!」

こんなメチャメチャで自分勝手な人は初めてです。もう関わりあいたくないと強く思いました。その後、契約書が届いあので彼に電話をして契約となったのですが。。。

「重要事項説明書」に書かれている退去時清掃費用と短期解約違約金の説明をしたら、そこで話はストップ!アラビア語と日本語が分かる友人と電話で話し始めたのです。その友人に2年住めば違約金はかからず、クリーニング代9,000円だけだと通訳してもらいました。この時に初めて分かったのですが、彼は2年住むつもりはなく1年だけ住む予定らしい。二年未満の違約金と自己負担のクリーニング前の合計は5万円になります。

外国籍・生活保護・日本語が通じない・短期契約、この条件で紹介出来る物件は皆無です!

それよりもう関わりたくない!もう沢山!そう思った人は彼が初めてです。

違約金5万円が払えないと言い、彼は「キャンセル」と言って出ていきました。

翌日NPO法人のスタッフと一緒に彼が来たので、これまでの経緯を説明しました。既に交換した鍵代は返金されないと伝えたらまた怒っていたなぁ~!この時私はNPO法人のスタッフに「正直、彼とはもう関わりあいたくない」と伝えました。

今回、私は懸念事項がありながら判断を誤ったのだと反省しました。24日間、一生懸命頑張ったのに1円にもならず徒労に終わりました。

経営者失格ですね。

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投稿者:

mikahousing

小田急相模原のサウザンロード商店街沿いで不動産業を営んでいます。女性ですが独立開業をして、現在一人で営業しています。地元相模原市出身。星が丘小学校・上溝中学校・桜美林高校・東洋大学を卒業しました。 女性の一人暮らしを応援しています!電話・メール・ラインでいつでも連絡下さいね